年金制度 pension system 2004 10 2

 10月1日から、厚生年金保険料の引き上げが始まるのでしょうか。
この「年金保険料の引き上げ」は、今後、14年間続くことになっています。
 これは、大企業はともかく、中小企業にとっては、つらいでしょう。
私は、企業経営者ではありませんが、
こうした中小企業の経営者の気持ちが、切実なものとして、伝わってきます。
 企業の売上高が増えない現状で、年金保険料の引き上げが14年間続くとなると、
やはり、人件費を減らすしかないでしょう。
これは、社員には恨まれるでしょうが、
会社を倒産させないようにするためには、やむを得ないでしょう。
 少子高齢化社会では、競争力のない「普通の会社」は、かなり、つらいでしょう。
また、こうした会社に勤める社員も、つらいと思います。
それは、こういうことになるからです。
「少子高齢化→市場規模の減少→企業の売上高の減少→給料の減少」。
 これからの少子高齢化社会では、上記のようなことが想定されますので、
マイホームのローンを組む時は、慎重の上にも、さらに慎重になるべきです。
 以前、日本経済新聞だったと思いますが、
ある企業では、一定の能力が身に付いた社員を、いったん会社から退職させ、
そして、その後、その元社員を、個人事業者として、
会社と事業契約を結ぶという例が紹介されていました。
 こうした新しい「雇用形態」もできてくるのでしょう。
今までのような「固定社員」という雇用形態は、なくなるかもしれません。
 国民の多くが、こうした個人事業者となってしまうことは、
それはそれで、創意工夫の機会が増えるのかもしれない。
能力や才能があっても、「会社の壁」に阻まれて、
いつも愚痴を言っているサラリーマンは非常に多いですから。
 こうした「能力や才能」は、20歳から40歳ぐらいの間に花咲くでしょう。
それ以上の年齢になると、やはり、肉体が衰えてきますので、
こうした「能力や才能」を維持できなくなるでしょう。
























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